top of page

ポリッシャーあれこれ

気が付けば磨き屋さんを始めてから先月8月で早25年・・・

何だか?あっという間でした。

その間ポリッシャーにもいろいろ変化があり、シングルポリッシャーである

日立のSP18に始まり昨今のトレンドである、ギアや次世代デュアルポリッシャーなどは

進化と呼ぶに相応しいほど改良されてきました。

うちでも、車の塗装面の変化にともなって気が付けば大きく分けて3種類計6台のポリッシャーがあり、

これの他に最近7台目を導入しました。

25年前父親の駐車場に投光機を付けて作業していた時代

「3年間は続けて見よう!3年経って気に入った物が出来なきゃ止めよう!」と心に決めた新人時代。

当時の一番の課題はバフ目(オーロラマークとも呼ばれます)の克服!

デュアルアクションポリシャーがまだ磨き屋さんには浸透さておらず、

シングルアクションのみで消す時代・・・できねぇよ!そんなの。

どうやったって出ちゃいます。

そんな時代に自分のお客さんに「パルサーGTI-R」にお乗りのお客様がいらっしゃいました、

しかも色は黒です。

コイツがどうにも消えない!メラメラ状態、

それでも何とか納めましたが、後日やっぱりクレームm(__)m

でも、当時の自分にはどうにも出来ないので少し時間をもらい模索しました。

そんな折漸く磨き屋さん業界にもデュアルアクションポリッシャーが出始めます。

但しポリシング用ではなくコーティング剤の塗り込み用です。

当時色々な方面で例のパルサーの件で模索していた自分は、ある磨き屋が書いた本に掲載されていた1枚の写真に目がとまりました。

その写真にはフェラーリを磨く様子がおさめられていました。

その中に鈑金屋さんが使うエアーのデュアルアクションを使用する様子も写っていたのです。

その時に自分はこんな事を思っていました。

「フェラーリなんかを扱う様なShopならバフ目も極力抑えられてるはず、この鈑金屋が使ってる様なこれに秘密がありそうだなぁ?」なんてね!

父の親友には鈑金塗装もやる自動車修理工場の社長がいて、そこでも当然エアーのデュアルサンディングを使っていたので見せてもらったりしておりました。

そんな時にボッシュの電動デュアルアクションポリッシャーがカービューティーPROからも導入されたのです。

200V引いてコンプレッサー入れてエアーのデュアルをなんて考えていた自分にはかなりの朗報でした。

当時でも電動デュアルアクションなどあったかも?知れませんが、新人だった自分には知る由もなく、

この様なことが無ければ、エアーコンプレッサーを入れていたと思います。

そして早速ボッシュのデュアルアクションポリシャーを購入し、試してみました。

昼間の一番日差しの強い時間、1時~2時に合せて磨きを終わらせ野外に出して確かめて見ます!

消えてました、とても嬉しかったのを覚えています。

それでも信用出来ず、今度は夜街灯、水銀灯の下へもって行き確認します、

出ていません!(^^)v

そして、早速問題のパルサーのお客様に連絡をとり再度チャレンジ!見事完勝!

お客様もご納得!その後転勤されるまで数十年施工をさせて頂きました。

この当時で業界デビュー2年半程だったと思います。

まず、仲間の1年後輩にこの方法を伝授!

その後カービューティーPRO本部にもデュアルアクションの使い方?を教え瞬く間に広がり、全国でこの方法が取られる様になりました。

自分が見た本の著者の様に出来る人間がいるので日本全国とは言いませんが、少なくてもカービューティーPRO内で広めたのは自分だと思っています。

今思えば「お金になったかなぁ?」なんて思いますけど^^;

そうこうしている間に目処の3年が来てしまい今後どうするか考えていると、例のバフ目の件で仲間内に研磨方面では一目置かれる様になっていたため、某カーショップとの提携話が持ち上がり、

仲間が自分を推薦してくれた事もありそんな話へ乗っかります!

その時に「もう、このまま続けよう!」と決心したのです。

とっても長い前おきでしたが、ココからご今回のお題!

現在と昔ながらの研磨の違いです。

車は丁度オークションに出すつもりでいる

平成14年式

RAV4

202ブラックです。

モニターにはいい材料でしょ!

まず、1枚目が

荒れた塗装面に少々の艶を出す為にデュアルアクションポリッシャーのみで磨いた物です。

塗装面の曇りは取れていますが全体的に傷が多く残っている状態。

次は

今回入れた最新ポリッシャーで研磨したものです。

粗方の傷も取れ塗装面の平滑化も見てとれます。

しかし、ライティング周りにうっすらと横に滲みが見てとれます。

最後は昔ながらの

シングルポリッシャー→デュアルアクションで磨いた物です。

ライティング周りの滲みも無くスッキリ見てとれます。

但しこれには多少の弊害も生まれます、と言うのも

傷を落とす言うことは傷の底辺まで周辺の塗膜を下げてあげる訳ですから、

当然塗膜が薄くなると言うことです。

この辺の考えと、最近の車の塗装が薄くなっている事から、

昨今ではギアアクションや次世代デュアルアクションが多く使われています。

こう比べると自分的にはやっぱり昔ながらのシングルの方がいいなぁ^^;

でも、最近の塗装面を考えるとこの方法が取れない車があるのよね!^_^;

Featured Posts
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
Recent Posts
Archive
Search By Tags
まだタグはありません。
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page